壱岐、対馬へ三泊四日の強行軍で採集に行きました。
まずは早朝の飛行機で博多へ・・・
そこからジェット船でまずは壱岐の芦辺港へ出発!
壱岐では現地の友人がポイントを案内してくれます。
彼は虫のプロではなく、釣りのプロなんですが、昔の記憶を頼りに有益なポイント情報を教えてくれ、とても役立ちました。
壱岐は希少種がいませんが、やはりイキヒラタが目標ですね・・・
ちなみにこの写真はポイントではありません。「昔とったけど、もう樹がないね~」と話しているところ。
ポイントは秘密ですが、彼に教えてもらったポイント及びその周辺にトラップを仕掛けました。
東京からわざわざ手持ちで持ってきた水切りネットに入れたバナナ約50本!
一日だけの短期決戦です!
トラップを仕掛ける場所を探していると、なんと牛が脱走して道を歩いてます。
食べられるのが嫌なんだろうな・・・
バナナ仕掛けてお食事💛
ポイント教えてくれた釣りプロのご紹介です!
お刺し身、焼き鳥 オイシイ・・・
あかり屋さんというお店でした。
夜はトラップ中心に見回り。
最初のトラップにいきなり小さいながら「ノコギリクワガタ」が!!
やはり濃いね・・・
灯火もなかなかの成果でした。
某商店の自販機を探していたら、向かいの街灯にヒラタクワガタが・・・
自販機ではよく採れました。
でもヒラタは少ない印象です。ノコはやたらと大型のものが多い。
翌朝最後の見回りでもトラップにはノコギリクワガタが来ています。
いい状況のトラップには、行くたびに新しい個体が来ている感じです。
もちろんノコギリクワガタはほとんどリリースするんですが、たくさんの個体がみられるのはやはり楽しいです。
壱岐産 ヨツスジトラカミキリとベーツヒラタカミキリ
こういうのも楽しいですね・・・
ヒラタが少ないのがやや不満ですが、とにかく一晩で楽しめました・・・
ノコギリクワガタは個体数が多く、しかも大型のものが多かったです。
翌日またジェット船で対馬に移動!
今回のメイン目的地です。
厳原港につきましたので、レンタカーを借り(バジェットレンタカーでしたが、ぼろっちい車)5年前採集した厳原に近いポイントにまずはトラップ設置。
最初の宿泊地は北部なんですが、そこまでの移動は2時間。しかも途中倒木のため通行できない区間があり、引き返して再度宿泊地に向かいました。移動に4時間近くかかり、トラップ設置や灯火のポイント探しの時間もなくなってしまいました。
北部上島は針葉樹が多く、ポイントがなかなかみつかりません。初日はなんとボーズでした。
とにかく気を取り直して南部に移動。
「肉が食いたい!」というショーン氏の希望に沿って適当に入ったステーキ屋は安くておいしかったです。
今回の狙いは ツシマヒラタ、チョウセンヒラタ、キンオニ・・・
対馬二日目は有名林道も行きましたが、このような道沿いの木=あまりクワガタとは無関係そうな樹にもトラップ仕掛けたらたくさんクワガタが採れてビックリです。
ほとんどこれは実験みたいなもので、とれるとは思ってませんでしたからね。
シロダモ、イヌガシ、ヤブニッケイ ・・・どれだか同定できません。
有名林道では60mmヒラタを採りました。
トラップではなく自然樹液です。
しかも「イスノイキ」
これがイスノキです。
この樹でとれたわけではありませんが、雰囲気は似ていました。
原生林とその周辺は「ツシマカブリモドキ」は普通に採れますね。
途中経過ながらこんな感じが二日目夜の様子。
最終的には個体数はもっと採れましたが写真とってません。
今から写真を見返すと場所が特定できるような写真ばかり。残念ながらアップできませんが、採集結果はまずまずです。
とにかく対馬も実質一晩だけだったので・・・
トラップにはカブトムシが多かったです。
キンオニクワガタ狙いの材割もやりました。
灯火採集もやりましたし、トラップ採集も散々やりました。
対馬の全体像がわかりましたので、再訪して課題の「キンオキクワガタ」「チョウセンヒラタクワガタ」には再チャレンジしたいです。
灯火もやってみました。
近くではヒラタもとれたポイントです。
カブトムシは来たんですが、途中からなぜか強風が吹き始めたので撤収しました。なかなかのポイントだったので残念です。
ツシマヤマネコのどら焼き・・・
旅ならではひととき
これは名物料理の「イリ焼きそば」
焼きそばじゃあありません。
いりやき・・・という地元料理を載せたそばだそうで。
厳原最大のショッピングセンター内で食べました。
帰りのジェット船乗り場で、焼酎を買いました。お土産でなく、船内で飲むためです。
店員さんに紙コップを聞くと「ありません」とのことだったので、船内で飲むのをあきらめていたんです。
でも、乗船時に並んでいたら、わざわざ私を見つけて「事務所にありました紙コップ持ってきました!」
なんと優しい!感謝です。
今回の旅の最終章は素敵な思い出でした。
対馬の方の人情に感謝です。