ハチジョウヒラタ・ハチジョウノコギリ~              八丈島でクワガタ採集の思い出

2012年5月下旬 八丈島での初採集を行いました。

初体験で採集方法も模索しながらのチャレンジでした。

時期もポイントもあやふやなまま、なんとかなるだろうと飛行機で八丈島へ・・・

八丈島のキョン
空港においてあった「八丈島のキョン」の写真

 

 

この頃はまだスマホの時代ではなく、携帯はガラケーで撮影はもっぱらデジカメでした。

今見ると昔のデジカメってかんじですが。

時代の移り変わりは激しい・・・

 

 

 

 

八丈島採集に関してはまったくの素人ですが

基本は材起こしという事でしたので、とりあえず目ぼしい倒木を片っ端からひっくり返します。

ハチジョウノコギリ

 

 

倒木をひっくり返すと、ハチジョウノコギリが隠れていました。

 

ハチジョウノコギリ

 

 

 

大あごが小さめで胴長の個体が多いです。

 

ハチジョウノコは亜種ではなく、独立種ということになっています。

 

 

朽木を削ると、こんな感じでチビクワガタが現れました。

チビクワガタ

 

 

チビクワガタです。

 

 

どろどろの倒木の下からもネブトクワガタ

 

 

ネブトクワガタです!

 

亜熱帯の雰囲気が味わえる八丈島の森です。

 

有名産地の林道を散策。

 

材起こしをしなくても、チビクワガタは、けっこう歩いていました。

 

ヒラタクワガタを発見しました。

 

ショーン氏が何か大物を見つけたようです。

ハチジョウヒラタ

 

なんとデカイ!

ヒラタクワガタ・・・・

 

側溝に落ちて、歩いていたとのことでした。

さすがショーン氏です。

 

ハチジョウヒラタは局所的に分布していて、今回の最大の目標でした。

 

なお、この個体はA型と言われるものです。B型という、第一内歯が大あごの真ん中へんにあるものはさらに貴重品です。

 

←月刊むし クワガタ特集号 10  に、八丈島のヒラタクワガタに関する記事(A型・B型の分布概念図)が示されていて、参考になります。


 

夜の電柱

何か止まっています。

 

これはコクワガタでした。

八丈島のコクワガタも中々の貴重虫です。

 

 

 

 最初は苦戦しましたが、そこそこ採れたと思います。

 

海沿いのお風呂につかり一休み

この周辺でも、地面を歩くクワガタがいました。

アシタバソバ

 

八丈島名物のあしたばそばも楽しみました。

 

二泊三日の楽しい採集旅行を終えて、帰路につきました・・・