2004年5月
平地の雑木林では普通種を、ブナ林では今が旬のコルリクワガタをと、日帰りで雑木林とブナ林の両方で採集を試みるというハードな予定で3人で山梨へ向かいました。
我が家の新い愛車!コルリクワガタ色のインプレッサで、朝4時に家を出発。
ショーンさん、よしちゃんを途中で拾い、現地着は7時すぎ。
まずは前年の12月に材割採集を試みた某有名産地。
台場クヌギが林立しておりますが、まだ5月なので、樹液の様子を観察し、
たぶんコクワガタくらいならもういるだろうという様子見です。
でもなかなかいないもんです。必死に探索。
まだ樹液がでるには早い時期のようですね。。
と、そこでショーンさんがコクワガタを執念で見付けました。さすがです。
さて、そろそろ日も高くなって気温が上がってきました。
時計を見ると9時前!ブナ林では、コルリがぶんぶん飛び回っているハズだ!
と言う事で、標高1300mのブナ帯へ移動しよう。
雑木林からわずか一時間弱でブナ帯に到着しました。
新緑のブナ帯の風は都会暮らしでは味わえないさわやかさ~
これだけで来た価値があります。
まずは新芽探し。コルリクワガタは晴れた昼間に、ブナ、ミズナラなどの新芽に飛んできます。
天気は残念ながら快晴とはいかず、はっきりしない空。
でも気温も上がってきて、まずまずの空模様です。
探し始めてすぐに、ショーンさん!コルリ♂♀発見しなんなくGET!
さすがです。
「コルリは、いる樹がわかればたくさんとれますよ」
そこで、ショーンさんが発見した樹を、よしちゃんも探します。
「いました~!3匹くらいいますよ~」・・やった!よしさんツアー初GETか?!
でもブンブン飛び回り、すぐ落っこちるコルリ。よしちゃんは網から落としてしまいました。
「残念残念。。でもまだ必ず見つかりますよ」
一方私は材探し。このポイントは、ルリ、コルリとともにホソツヤルリが分布しています。
関西以外でルリクワガタを探した事がない私にとって、ホソツヤルリはあこがれ。
新芽に飛んで来るのは殆どコルリクワガタなので、材採集の方が確率が高いのです。
ショーンさんがコルリを見付けた斜面の道を隔てた反対側の山側の湿った斜面に朽木が
落ちてます。見るとお馴染みの産卵マーク。
ホソツヤルリは、立ち枯れなどより、このような小さい木に多いらしい。
慎重に削りますが、中々でてきません。小さい幼虫が一匹。これは傷つけないように樹に戻し、
しばらく表面を削るとメタリックグリーンのお尻!が見えました。
やった~!
この子はルリクワガタでした。
ホソツヤルリではありませんでしたが、ルリクワガタをGETできた私は満足、更に
ぜひ山梨産コルリもコレクションに加えたい。とコルリ探しを開始!
ショーンさん発見ポイントを始め、探すのですがいない~ショーンさんだけはその後も飛行中の♂をネットインするなど2♂♂を追加しましたが、よしちゃんはボ~ズ、私もルリ1♂だけ。そして日もかげり下山の時間に。。予想外の苦戦でした。