2021年7月 壱岐対馬 超絶採集

おもしろ理科クラブ会員 H山氏による壱岐対馬採集記です。


【壱岐】

壱岐は大きなヒラタがたくさんいて、しかもデカいノコもいると、倶楽部の仲間から聞いてたので長年行き(壱岐)たいと思っていました。念願の来島でした。


初日

ホテルに事前に送っていたバナナを受け取って、バナナを仕掛けに山に。Googleマップであたりをつけたいくつかの貯水池の周りにクヌギがあったので、その周辺に仕掛けました。そこで小さなノコゲット。これは夜に期待できると思いました。

その後、夜までポイント探すが、なかなかポイントが見つからず。

夜になったので、まずはHIDライトで貯水池回りでライトを焚いてみましたが、蛾とカナブンが少しくるぐらいだったので、早々とやめました。

そこで楽しみにしていたバナナトラップまわりを始めました。初日なので、そこまで来ていないが少しは取れるだろうと思ったのですが、どのトラップにも1頭もクワガタがついていない・・・初日は惨敗に終わりました。


2日目

朝4時に起きて、バナナトラップを見に来ましたが、1か所のトラップにノコがついているだけでした。気を取り直して、クヌギを探すがなかなかみついいクヌギが見つけられず。壱岐はかなり藪漕ぎしないと、なかなかクヌギに近づけられないので大変です。しかもバラみたいな棘がある植物が多いのいは辟易しました。

バナナを回収して、夜に向けてトラップについていた1か所のバナナを集約しました。

 

宿に帰り、クワガタがなかなか取れないと伝えたところ、「宿の前の木にもくるよ」というので、その木を教えてもらったところ、見たことがない小さなギザギザした葉っぱがついた木でした。

 

そうこれがポイントのハルニレの木だったのです。

 

今度はハルニレを探して、島中ドライブしたところ、いくつかのポイントを見つけました。

 

ハルニレの木に、ノコもヒラタもべたべたついている。これは驚きました。

 

ヒラタボーズはまぬかれました。


3日目

朝もポイントにはクワガタがベタベタ。70アップのクワガタ見つけましたが、片顎がかけていて残念。

 

その後もポイント探し、クヌギも結構みつけましたが、壱岐ではなぜか崖か藪漕ぎしないといけない所に生えていました。

 

木に頑張って近づいて蹴ると、バラバラとクワガタ落ちるも藪と崖で拾えず悔しい想いをしました。

夜、運命の時が来ました、1本みつけたご神木にあきらかにでかいヒラタが樹液についていました。

 

写真を撮り忘れて、すぐにキャッチ。測定すると70を軽く超えた73ミリ。

 

 

力が半端ない。いつも伊豆でとっている自分としては、ヒラタがベタっと張り付いているのは驚きでした。

トラップでも60後半3頭追加でゲット。大満足で終わりました。


4日目

同じことの繰り返しです。一応家族旅行なので、古墳巡りなどしました。

途中、道に迷って、運よくポイントをいくつかみつけました。

 

ヒラタは70アップ達成したので、今度はノコをと思って、朝からひたすら藪漕ぎ+キックを繰り返すも60後半どまり。

夜はなぜかカブトが多くなっており、大物の追加はならず。


5日目

最終日、バナナを回収してから、残りのロスタイムに、今まで行っていなかった北部にいってみたところ、いいポイントを2つ見つける。

 

夜に来れなくて、とても悔しかったが、またの機会に。

 


【対馬】

初日

クワガタ屋なら、キンオニ、チョウセンヒラタを狙う島ですが、大きいのが好きな自分はどデカいツシマヒラタを狙います。

 

まずは送っておいたバナナを、仕掛けに山に。途中で大きなツシマヒラタの死骸をみつけてモチベーションアップです。

車で走っていると、結構クヌギは生えています。

途中、車を降りてみると、トラップの残骸発見。

 

その周辺を丁寧に探すと、ネブト2頭発見。

対馬の初クワガタはネブトでした。

夜、昼間見つけたポイントを探すと、樹液の出ていないクヌギに佇んでいるヒラタ発見。

 

対馬はなぜか樹液にいない個体が結構いました。

樹液はカブト天国です。


2日目~4日目

一応、家族旅行でもあるので、昼は歴史ツアーに参加したり、白獄、女神山など登りました。

 

60ミリ後半は何頭かとれるが、なかなか70を越せません。

最終日に記念撮影していると、1頭だけなぜかとびぬけて大きい。再度、測定してみると72ミリありました。これは嬉しかったです。

9日間という長期の遠征でした。とても楽しかったので、また行って今度は80ミリをつかまえたいです。